受け取り下手なあなたへ

「こんなに受け取っていいの?」
「わたしだけ、こんなにもらっていいの?」
「ほかの人より、わたしのだけ大きくない?」

そんな風に感じてしまって、受け取り下手になっていませんか?
遠慮せず、受け取ってください。
あなたが受け取るしあわせは、すべてあなたが放ったもの。
もともとは、あなたの持ち物なのです。

例えるなら、飛行機から降ろされたスーツケースを受け取るのと同じ。
ターンテーブルに乗せられた自分のスーツケースがほかの人のものより大きくたって、輝いていたって、「わたしのスーツケース、ほかの人のより大きくてステキだけど、受け取っていいのかな。なんだか、申し訳ないな」なんて思わないでしょう。

あなた以外にその荷物を待っている人はいないし、受け取る人もいない。それぞれに自分のスーツケースが出てくるのを待っていて、「あ、きたきた、わたしの荷物!」と安心して受け取っている。あなたのスーツケースなんて、眼中にないんです。

それに、あなたのスーツケースが大きくてステキで、キラキラ輝いているのは、あなたが放った愛と光のせい。
荷物を受け取るために列に並んでいたあなたは、ふてくされたり、文句を言ったりせず、礼儀正しく笑顔だった(そう生きてきた)。その放ったものが、荷物としてあなたに届いただけ。だからスーツケースのなかにはしあわせがあふれるほどに詰まっています。

列に並んでいるとき(人生を歩んでいるとき)、イライラしたり状況を嘆いたりしながらの人もいる。そうした人の荷物と違うのは、「放ったものを受け取る」という宇宙の法則からすれば、当然の結果です。

優しいあなたは、まだ気にしているかもしれませんね。
でも心配しないで。ほかの人も、自分のスーツケースを受け取って、安心してよろこんでいるから。
あなたの荷物と比べる必要はありません。
あなた以外の人は、他人の荷物を気にしてなんかいないでしょう?
自分のスーツケースが来るのを目を凝らして待って、見つけたらほっとして笑顔になって、うれしそうに受け取っているでしょう?

周りの人を思いやれるあなたの優しさはとってもステキだけれど、それはあなたに備わった類まれな才能で、あなたが思うほど周りは他人を気にしていないものです。
そのステキな能力で自分のしあわせを縮こませてしまうのは、誤った使い方だと思いませんか。

あなたはただ、自分のスーツケースを責任をもって受け取ればいいだけ。大きいから、ステキすぎるからと受け取らなかったら、荷物はそこにとどまり続けて、空港の人に迷惑をかけてしまうことに。そんなのイヤですよね。

安心して受け取ってください。受け取れるのはあなた以外にいないんです。
心を開いて、あふれるほどのしあわせを享受してください。

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